「ようちえんやすみたい!」事件。

「ようちえんやすみたい!」事件。

つい先日、息子が「ようちえん きょうだけ やすみたい!」と

出発直前に言いだしました。

息子は年少の間は一回も行きたくないとは言わず、

年中に上がってからは、進級に戸惑いがあったようで、

若干行くことを渋ることはありましたが、

はっきり「休みたい!」と言ったのは初めてでした。


いつもと変わらない朝

朝、いつもと同じくらいの時間に機嫌よく起きて、

テレビをつけながら、ご飯も食べ、出発準備。


テレビが少し区切れの悪いところではあったけど、

さらっとおしまいにして、

さあ出発!と思っていた矢先の「休みたい!」発言。


それでも、

久々の行きたくない病かなあ、でも体調は悪くなさそうだし、

出発したら気分も変わるかな。と

たかを括って出発することに。


泣き出す息子と心配するママ

出発してからは抱っこからはおりないものの、

話をすれば笑いながら話すし、

息子からも話しかけてくるので、

やっぱり大丈夫かなー、と思い

幼稚園前の坂道で抱っこからおろして、一緒に歩いて行きました。


ところが、、、幼稚園内に入って行くと、だんだん重くなる足取り。

先生のところまで来ると、

私の脚にしがみついて顔を上げなくなってしまいました。

「あれ?」と思って、

先生と一緒に色々と話しかけてみても顔を上げず、

手に力は入り、いつの間にかシクシク泣き始めている息子。


だんだんこっちも動揺してきてしまって、

困ったことになってしまいました( ノД`)

埒があかなくなってしまったので、

先生が「静かなところで話を聞いてみますね(^^)」と、

息子を私から引き離して受け入れをしてくれました。

その時の息子の必死な力と泣き顔にうるっときてしまった私。


他の先生たちに「めずらしいね~。でも大丈夫だよ~。」と

声をかけてもらったけれど、

あまり余裕がなく、動揺したまま家に戻りました。


戻ってからも落ち着かず、どうしたんだろうと考えてばかり。

体調が悪かったのか、

幼稚園で嫌なことがあったのか、

私と離れることが泣くほど不安になる何かがあったのか、

休ませてあげた方が良かったのか、など、

色々と良からぬことまで考え、想像してしまいました。


そして、ようやくお迎えの時間。

いつもよりも少し早めに幼稚園に向かいました。

息子のクラスはまだ終わっておらず、どうなったかとキョロキョロ。


そうしていたら、

朝受け入れてくれた先生が私を見つけて声をかけてくれました。


聞いてみると、

「あの後話してみたら、テレビが見たかったみたいで。

でも、すぐ泣き止んで、話をして、気に入った絵本を読んでましたよ。」

とのこと。


私は

(ん??テレビ???)

(テレビで入園初のあの大泣き・・・?)

(そこか~……)


単純な理由で良かった~、と安心しつつ、

少し力が抜ける思いでした(;^ω^)

日中もいつになく活発だったようで、どろんこ遊びをして給食も完食だったそうです。

帰りもご機嫌で一安心でした。


子どもにとっては一大事

以前、保育士として働いていた時、数えきれないほど見てきた親子の姿。

そして、何度も口にした

「大丈夫ですよ。ゆっくり話してみますね。」という言葉。


よくあることで、

たいしたことないことだと思っていたことでしたが、

実際に自分がそうなってみると、

とても動揺するし、心配になるんだと思い知りました(;^ω^)




それに、先生の話を聞いて原因がテレビだと聞いた時は、

正直「そんなことか~。」と思ってしまいましたが、

時間をおいて考えてみると、

息子にとっては大きい理由で、

その理由を一生懸命伝えたのに

わかってもらえなかったのが悲しかったのかな、と思います。


忙しい時間であっても余裕をもってゆったりした気持ちで関わること、

子どもの声に耳を傾けること、

改めて大切にしなければいけないと反省しました。

息子と元気に幼稚園へ登園できるように、

朝の時間も楽しく穏やかな時間を作っていきたいと思います(o^ ^o)


パパからのコメント

この日この話を聞いた時は、理由が理由だけに

あきれる気持ち半分に話を聞いていました。

ただ、その後じわじわとママの心労に共感でき、

本当に大変な一日だったと思います。

そして、

このエピソードからは「自分の気持ちを伝えることができない怖さ」を

感じ取ることができました。

この気持ちを常に持つことで、泣き叫ぶ息子に対しても、

今まで以上に「優しさ」を持って向き合えるようになった気がします。

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